日本産蝶類の分類について

 日本産蝶類の科の分類については、いろいろな提唱がある。
 一つは、下記のような8科による分類であり、古くから使用されていたものである。
  アゲハチョウ科
  シロチョウ科
  テングチョウ科
  マダラチョウ科
  タテハチョウ科
  ジャノメチョウ科
  シジミチョウ科
  セセリチョウ科

 これに対して、最近の図鑑などでは、次のような分類を採用しているもの出てきている。
 アゲハチョウ科、シロチョウ科、シジミチョウ科、セセリチョウ科は上記分類と同じであるが、タテハチョウ科を従来のテングチョウ科、マダラチョウ科、ジャノメチョウ科を包括し、それぞれ、テングチョウ亜科、マダラチョウ亜科、ジャノメチョウ亜科に格下げした。
 これは、従来のテングチョウ科、マダラチョウ科、ジャノメチョウ科の蝶類が、いずれも前脚が著しく退化しており、着地や歩行の目的に使用されることはなく、従来のタテハチョウ科の蝶類とまったく同じく「4本足の蝶」であることによるものと思われる。
 
 また、このほか、ウラギンシジミを独立させウラギンシジミ科とする提唱もある。
 これは、ウラギンシジミの幼虫が、他のシジミチョウ科の幼虫と形態的に異なるためと思われる。
 
 これらの分類の提唱のどれを採用するかは、研究者の間でも必ずしも一致を見ていない。
 したがって、このHPでは、もっとも解りやすい従来型の分類をそのまま使用している。
                                   (2006.9.19)


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